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柑橘の歴史(2)

歴史の中の柑橘

神話の時代から現代まで、人々の生活の中で蜜柑は愛されてきました。

神話時代 田道間守(たじまもり)が垂仁天皇の命により非時香果(ときしぐのかぐこのみ)を探し求め、海外から持ち帰ったのが橘、現在のみかんの原型である。
〜古事記・日本書紀より〜

下津町の橋本神社の周辺には持ち帰った蜜柑が植えられ、田道間守・熊野坐大神と一緒に「蜜柑・お菓子」の始祖として祀られています。
奈良時代 万葉集には橘を読んだ歌が数多く残され人々の生活にかかせない存在だった事がうかがえます。
平安時代 最古の医薬処方の書、医心方には橘・柚子・柚の液効がしるされています。

左近の桜に対し、右近の橘として宮中の紫宸殿に橘が植えられていました。
現在の桃の節句、ひなまつりの雛壇にも飾られています。

熊野古道
熊野詣の参拝道に橋本神社があり、この地を通る多くの人々がみかんで喉をならしたことでしょう。
江戸時代 嵐の中、江戸に向け出港
 「沖の暗いのに白帆がみえる、
    あれは紀州のみかん船」
と俗世に歌われる紀伊国屋文左衛門船出の地。
現代 橘の樹から始まった蜜柑の歴史。
今も冬の定番といえばみかんです。
そんな果実を一日でも長く食べたい、と思い先人達が考えたのが、土壁がある倉庫に貯蔵する方法です。
下津町では、今も盛んにおこなわれ、特産品になっています。

柑橘品種の歴史

さまざまな柑橘の品種はいつ頃に発生したのでしょうか。

時代 西暦 導入および自然発生品種
原始 100 タチバナ(野生)
200 ダイダイ
300 小ミカン
400  
500  
飛鳥
白鳳
600  
奈良 700 カラタチ、ユズ、大柑子
平安 800 シトロン、柑子
900 駿河ユコウ
1000  
1100  
鎌倉 1200 丸キンカン
1300  
室町 1400 クネンボ、大紅ミカン、子紅ミカン
安土
桃山
1500 花柚、ブンタン、スイートオレンジ、温州ミカン
江戸 1600 江上ブンタン、本田ブンタン
1700 長キンカン、仏手カン、無核紀州、相模柑子、白羽柑子、金柑子、夏ミカン、鳴門、絹皮、三宝ミカン、菊ダイダイ
現代 1800 キズ、スダチ、カボス、八代、ジャガタユ、日向夏、平戸ブンタン
1900 ハッサク、オレンジ、レモン、ポンカン、伊予柑、早生温州、タンゼロ、タンゴール、甘夏その他突然変異系

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