頑張った分だけ必ず実は実る 家業を継ぎ「本気の味を作る」挑戦

農家を継いだきっかけと、
法人化への想いを教えてください。
私は中学時代に、全校生徒を前に「将来はみかん農家をする」と宣言していました。地元の農業学校を卒業後、熊本の農家さんで住み込みの修行を経て、12年前に家業を継ぎました。 令和2年には大きな節目として法人化を行いました。それは、両親が守ってきた農地を維持し、さらに広げていくためには、一緒に働く仲間の福利厚生を整え、安心して働ける環境(年間雇用等)を作ることが不可欠だと考えたからです。現在は家族と従業員、そして多くのアルバイトスタッフと共に、活気ある農園を運営しています。
みかん作りにおいて、最も大切に
している「こだわり」は何ですか?

一番のこだわりは「土作り」です。土が健康でふかふかであることが基本です。近年の温暖化対策としても、葉の一枚一枚を大切に育てることを意識しています。 例えば、葉が巻き始めたら「水が欲しい」という木からの合図。そうした長年の経験による直感だけでなく、数値データも取りながら、客観的な視点で最適な環境を整えています。手間暇を惜しまず、妥協せずに向き合った分だけ、毎年「本気の味」として実ってくれる。その努力が形になる瞬間が、この仕事の醍醐味です。
共に働く仲間たちや、周囲との
関係性について教えてください。
私たちの農園には、祖父の代から20〜30年も手伝いに来てくれているベテランさんや、ミャンマーから来てくれたスタッフもいます。言葉の壁などを感じさせないほど一生懸命働いてくれる仲間に支えられ、今日は総勢15名ほどで作業をしました。 また、JAの職員さんも壁がなく、何でも相談できる心強いパートナーです。経験値は問いません。妥協せずに頑張った分だけ報われるこの場所で、新しい仲間と一緒に成長していきたいと思っています。
休日の過ごし方
子どもが小さいので、休日は動物園や遊園地へ出かけたり、自然豊かな場所で一緒に過ごすことが多いですね。今は家族との時間が最優先です。 ただ、他の時間はやっぱり山に登ってしまいますね(笑)。静かな山の中で木と向き合い、会話をする。それが私にとって、リフレッシュでもあり、学びの時間にもなっています。
