日本一のみかんを、次の世代へ サラリーマンから農家への一歩

農家になるまでの経緯を 教えてください。

元々はサラリーマンとして働いていました。38歳まで会社勤めをしていたのですが、祖父母が栽培していた「日の丸みかん」の畑に後継者がいない状況を知り、このまま途絶えさせたくないという思いが強くなりました。祖父母はかつて日本一に輝いたこともあるみかん農家で、その誇りある畑を守りたいと考え、思い切って農業の世界に飛び込みました。現在は父も定年退職後に一緒に畑に出てくれており、家族でみかん作りに向き合っています。主に温州みかんを栽培し、日の丸みかんの産地としての歴史と品質を大切にしながら日々取り組んでいます。

みかん作りで大切に していることや工夫はありますか?

農業は体力的に大変な仕事ですが、その中でも「楽しさ」を見つけることを大切にしています。大変な作業でも、気持ちの持ちよう一つで前向きに取り組めると感じるようになってから、日々の向き合い方も変わりました。また、品質向上のために「マルチシート栽培」を取り入れています。地面を白いシートで覆い、水分を調整することで糖度を高め、反射光によって着色も良くなります。手間はかかりますが、その分、味や品質で応えてくれるのがみかん作りの面白さだと思っています。

JAや地域との関わりについて 感じていることは?

営農指導員には、摘果や剪定など技術的な部分でとても親身に指導してもらっています。自分一人では判断が難しい場面も多いため、気軽に相談できる存在がいることは本当に心強いです。地域やJAと連携しながら取り組める環境が、日々の農業を支えてくれています。

休日の過ごし方

休日は、できるだけ体を休めつつ、気分転換を大切にしています。 自然に囲まれた環境なので、何もしなくてもリフレッシュできますが、時間があれば畑の景色を眺めながらゆっくり過ごすこともあります。農業はオンとオフの切り替えが難しい仕事ですが、無理をしすぎないことも長く続けるためには大事だと思っています。しっかり休んで、また次の日に良い仕事をする。その繰り返しですね。

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